<花見特別企画!!>京都御所を、歩く 花見編
~御苑の花を愛で、歴史を知る「幻の京都駅弁」でお花見を!~
京都御苑は環境省所管の国民公園で、桜・梅・桃はもとより数多の植物たちが季節によって美しい花をつけ、またあるいはその葉の色を変え、いつどんな時でも京都市民はもとより、訪れるものの心を癒やす憩いの空間であります。また御苑内からは大文字山を臨むことができ、京都のシンボルのひとつをゆったりと眺めつ、時を過ごすことができる素敵な場所であります。とは言え、これだけの公園空間がいつ、どのようにして作られていったのかを知る人はそう多くありません。そして御苑の中心に位置する京都御所とそれを取り囲むその空間との関係について意識しながら御苑の自然に触れている人もそう多くないのかもしれません。そこで、京都御苑の木々花々を観賞しながら、御苑の歴史、ひいては京都の歴史を紐解く小さな旅にでかけましょう。新たな京都の一面に触れることができるかもしれません。途中、御所界隈の老舗人気店の逸品をおやつとして提供いたします。お楽しみに。この旅は日本史のエキスパートがご案内いたします。

そしてお楽しみは散策の後のお花見!御苑は梅・桃、そして様々な種類の桜があちこちに見事な花をつけ、香りを放つ一大花見スポットでもあります。そんな歴史・文化・自然に溢れた場所でお花見をしませんか?長年にわたって京都駅弁として愛されながらも、惜しまれながらその役目を終えた京都駅弁の代名詞「萩の家」さんのお重をご用意いたします!旅人たちの夢を叶えてくれた京都駅弁がいまここに蘇ります。「幻」の京都駅弁萩の家さんの豪華お重とお酒(もしくはお茶)をご用意してみなさんで花を愛で、語らいましょう!この時季だけの限定特別企画です!

・堺町御門と鷹司邸跡のいしぶみ
京都御苑の九門のひとつ、南の中央に位置する堺町御門。この堺町御門と、門をくぐった先にある鷹司邸跡のいしぶみ。このふたつの史蹟を舞台とした幕末の歴史をご紹介するとともに、邸跡の目印夏みかんの木、そのそばの黒木の梅を観賞します。

・京都御苑の古地図を見よう
鷹司邸を紹介したところで江戸時代の古地図を見てみましょう。今の御苑がどのような姿であったのか。その姿になったのはいつのことか。今私たちが立っている場所に何があったのか。そしてその姿はなぜ失われてしまったのか。京都御所を取り巻く歴史と現在、豊臣秀吉と京都、天皇と公家、明治維新と東京奠都、それらについて古地図から読み取りましょう。

・九条池、厳島神社、拾翠亭から白雲神社へ
鷹司邸跡から西へ、京都御苑に残る数少ない江戸時代の遺構、九条邸跡(九条池・拾翠亭・厳島神社)を紹介します。また、この厳島神社をはじめ、京都御苑内には3つの神社が遺っています。そのひとつ白雲神社を紹介し、なぜ御苑に神社があるのか、白雲神社が楽器の神様を祀っているのはなぜか、その答えは神社境内の北に立てられたあるいしぶみにあるのです。

・出水の小川、桃林、梅林、桜林から巨木「椋の木」、蛤御門
 春の到来を知らせる御苑のみどころ。出水の枝垂れ桜を観賞したのちに、出水の小川へ。小川の流れはいったいどこから?桃林・梅林・桜林、かつてここには何があったのかを紐解きつつ、木々花々を愛で、林を歩いた先に、大きなムクノキが。御所の築地塀のすぐ近くに堂々とそびえるムクノキはいったい何なのか。そしてそのムクノキのすぐ西に見える蛤御門。蛤御門とムクノキ、そして御所、その関係に迫ります。

・建礼門、猿が辻、旧中山家跡・祐ノ井から近衛邸跡の糸桜・近衛池へ
 御所の正門・建礼門。建礼門はいつ開くでしょうか?有栖川宮邸跡の樹木を見つつ、有栖川宮家と幕末の物語をご説明します。その後、御所沿いに北へ、皇女和宮の生家である橋本家跡、猿が辻へと向かいます。猿が辻と呼ばれる御所の北東角の築地塀には謎のくぼみが。このくぼみは何?猿が辻とは?さらにここで起きた事件とは?そしてその先に見える旧中山家跡へ。数々の公家が立ち並んでいた中で「中山家跡」が史蹟として遺されているのはなぜ?邸跡に見える井戸は何?そして五摂家のひとつ近衛邸跡の糸桜(枝垂れ桜)・近衛池を鑑賞しつつ、近衛家のルーツと今を紹介いたします。

・中立売休憩所、そしてお花見へ…
疲れた体を中立売休憩所で癒やしましょう。しばしの休息。ここではおトイレはもちろん御所グッズ、皇室関連のグッズだけでなく、京都土産やおやつなどを購入することができます。そしてその後はお楽しみのお花見!芝生の上に腰を下ろし、幻の弁当に舌鼓を打ちながらゆるりと酒を酌み交わしましょう。そこにあるのは京都で時を過ごす者だけに許された贅沢でで至福な時間なのです…

開催日時
4月2日(日)10:30~14:00
集合
地下鉄烏丸線 丸太町駅 1番出口 地上付近(烏丸丸太町北東角・丸太町交番前)
参加費用
4,000円(税込、史料・地図・お弁当・お酒(もしくはお茶)代を含む)
高校生以下は3,000円
※当日集合時にお支払いください。お釣りのないようお願いします。
※小学生以下は、保護者同伴に限り2,000円
コースルート
〔距離:約2㎞〕
地下鉄丸太町駅→堺町御門→鷹司邸跡→九条邸跡→白雲神社→出水の小川・桃林・梅林→清水谷邸跡→建礼門→有栖川宮邸跡→学習院跡→橋本邸跡→猿が辻→中山邸跡→近衛邸跡→今出川御門→冷泉家前→同志社→地下鉄今出川駅
ツアーガイド
村上 トシアキ(むらかみ としあき)  
千葉県生まれ。京都市在住。京都まほろばツアーズ代表・旅行業務取扱管理者。文学学士(比較歴史専攻)政策科学修士(都市史・都市交通専攻)、博物館学芸員資格、歴史検定日本史1級、中高社会科教員免許、図書館教諭免許所有。趣味はまち歩き、鉄道旅、史跡探訪、酒、。京都の街を隅から隅まで歩き続けて◯十年。ロージの奥に潜むストーリーを日々求める毎日。北は宗谷岬から南は波照間島までを鉄道や船、バスといった公共交通と歩きで制覇。稚内のラーメン屋から波照間島の沖縄そばの店まで全国のラーメン屋を食べ歩いた過去も持つ。壮大かつ詳細な経験をもとに歴史・まち・祭事・食・酒・交通に関するツアーであなたをその世界に導きます。

星 順也(ほし じゅんや)  
京都市生まれ。交通文化社代表、京都まほろばツアーズ副代表。文学修士(日本史・交通史専攻)、博物館学芸員資格。京都・中京区は生まれ育った庭のような場所。大学・大学院で日本史を専攻した専門性と、物心付いたころからの趣味である古地図を駆使して京都の街を紐解く日々。また東西南北全国を旅し続けた旅と鉄道、まち歩きと食べ歩きの大家にして権威。着地型観光はおまかせ。高校社会科教員を十数年つとめた豊富な経験と話術、膨大な知識を活かした緻密かつ壮大そしてパワフル、ユニークでオリジナリティあふれるガイドを展開、あなたをいにしえの時代へ誘います。京都の歴史、鉄道はもちろん、食、酒に関しては何でもお聞きあれ。
お申し込み
こちらのフォームより前日までにお申し込みください→ お申し込み
FAXでのお申し込みは→FAX申込書 (印刷してお使い下さい)
※当日のお申し込みは事前(開始1時間前まで)にお問い合わせ下さい。
(定員約20名・最少催行人数2名)
※開催日以外でも、お客様ののご希望日を申し出ていただければ、可能な限り催行致します。お問い合わせ下さい。