京都・鉄道史への誘い~壬生・西院編~開催!

「京都・鉄道史への誘い」第一弾「謎解き 壬生・西院編」が開催されました。春うららかな陽気の中、まち歩きには持って来いの気候でありました。四条大宮駅をスタートしてまず向かうのは壬生川通の踏切であります。この踏切には嵐電の歴史のある秘密が隠されているのですが…この踏切にはいったいどんな秘密が隠されているのでしょうか…?さまざまな角度から検証します。

 



壬生川の踏切から四条通に戻り、坊城通との角にあるのが「元祗園梛神社」。「元祗園」とはこれいかに…?祇園祭や八坂神社とはどんな関係があるのでしょうか…?そしてこの神社の境内にも京都・鉄道史の謎がひとつ隠されているのです…

 



四条通を西進するとJR山陰本線の高架が見えてきます。嵐電とJR山陰本線の立体交差はどうなってるのでしょうか?JRの高架化よりももちろん嵐電の開業の方が古いわけですから、あの嵐電の高さでは地上時代のJRと交差できないのでは?その立体交差にも謎があるのではないでしょうか?

 



千本通を越えて西院に近付いていきます。このあたりの地名は「壬生土居ノ内町」この地名の由来は?このあたりの嵐電の線形は定規で引いたように真っ直ぐですが、その線形と地名との関係はあるのかないのか・・・?謎が謎を呼びます。歴史深い京都は謎多き都市、その都市に築かれた鉄路はやはり謎が多いのです。



阪急西院駅の西、今は駐輪場になっている場所があります。その駐輪場の形状とその先にある道路の曲線が一致しているように見えますが、これはもしかして…?そしてその先には阪急がトンネルから地上に現れるのです。トンネルの入り口に刻まれた文字と一羽の鳥、これこそ京都近代鉄道史の大きな遺産なのです。そしてその遺産の謎解きにこの旅で迫りました。

 



今度は嵐電西院駅から線路沿いに北へ。このあたりの線形も特徴がありそうです。京都の市街地を走る軌道線なのになぜか定規で引いたような直線的なこの線形…。そしてこのあたりの道路の形状をよく見てみると何か変…?古地図をもとにして六角通踏切でその謎は解き明かされました!

 


西大路三条の北、島津製作所の隣の三条公園でしばし休憩です。ここまでたくさん歩きましたからここで甘味のおやつが登場!壬生東土居ノ内町「小松屋」さんの桜餅&柏餅です!疲れた体にこれが美味しい!そして季節ものというのがいいですよね。嵐電沿線で地元の方々に愛される和菓子屋さんの逸品を今回は提供させていただきました。



鉄道史への誘いの締めはここまで見てきた嵐電の謎を実際に乗ってみてみます。西大路三条駅の安全地帯からの乗車です。自動車には気をつけなければならないですね。京都の街には路面電車がよく似合います。

 



数々の謎を解き明かした後はゴールの四条大宮駅に到着いたしました。壬生・西院の鉄道史の謎に迫りたい方はぜひ次回ご参加下さい!マニアックなようで目からうろこが落ちる「京都・鉄道史への誘い~壬生・西院編」開催日が決定次第お知らせいたします。(4月第3週の土日を予定しております)そして、この「京都・鉄道史への誘い」はシリーズとしてさらに他の場所の謎に迫ります!鉄道史へののエキスパートがあなたを京都・鉄道史への魅力に誘います…

2016年04月02日